麻生太郎氏が就任する自民党最高顧問という聞きなれない役職が話題になっています。
自民党最高顧問って一体どんな役職なの?
⚪︎⚪︎大臣と違い、役割が明確ではないだけに、どんなことをするのか気になっている方も多いようです。
そこで、この記事では自民党最高顧問はどんな役職なのかを詳しく解説していきます。
麻生太郎が就任!自民党最高顧問とはどういう役職?
また、麻生太郎氏の就任の狙いはどのような部分にあるのかも考察してみましたので、ぜひ最後までご覧ください!
麻生太郎氏が就任した”自民党最高顧問”とは、いったいどんな役職なのでしょうか?
大きな会社などではたまに聞く役職ではありますが・・・
実際にどんな役割をしているのかは明確ではありませんよね・・・
会社とは違い、政界では国民の税金などを使い運営されている組織だけに、役職への注目も高まっているようです。
そこで、自民党最高顧問について詳しく解説していきます!
自民党最高顧問とは重鎮政治家が就任する役職!
調べてみると、自民党最高顧問は重鎮政治家が就任する役職であることがわかりました!
麻生太郎氏はこれまで総理大臣や副総理大臣など、多くの役割を経験してきた重鎮的な存在であることは間違いありません。
確かにずっと政界にいるし、重鎮と言っても過言ではありませんね・・・
また、象徴的な役割も担うのが自民党最高顧問という役職でもあるようです。
確かに、自民党と言えば麻生太郎さんというイメージもありますね!
重鎮で象徴ということで、現在の自民党内では麻生太郎氏が適任であると言えそうですね。
これまで総理経験者が就任してきた最高職
自民党最高顧問と聞くと、あまり聞き覚えがない役職ですが、これまで3名の役職経験者がいるようです。
- 岸信介: 元首相で、安倍晋三元首相の祖父にあたる人物。
- 三木武夫: 1974年から1976年まで首相を務めた政治家。
- 福田赳夫: 1976年から1978年まで首相を務めた政治家で、福田康夫元首相の父親。
3人とも総理大臣経験者で、子供の代まで政治活動に携わっている方も多く、いわゆる”重鎮”的な存在であることがわかります。
限られた人しかなれない役職と言えそうですね!
自民党最高顧問の役割は豊富な経験をもとに助言をすること!
そんな自民党最高顧問の役割は主に以下の3点が挙げられます。
- 党運営への助言: 党の重要な意思決定や方針策定において、豊富な経験に基づいた助言を行います。
- 影響力: 党内での発言力が強く、党の方向性に大きな影響を与えることができます。
- 調整役: 党内の異なる派閥や意見の調整役として機能することがあります。
正直、どれも抽象的な役割・・・
つまり、これまでの豊富な経験を活かして、助言を行うことが役割と言えそうですね。
また、最高顧問という役職から、その助言に対しても大きな影響力があることが予想されます。
麻生太郎の自民党最高顧問就任はただのご機嫌とり?名誉職と言われる理由3選!
ここまで自民党最高顧問の役割を説明してきましたが、多くの方が疑問に思っていることがあるようです。
麻生太郎へのご機嫌取りポジション?ただの名誉職ってこと?
聞きなれない役職に、抽象的な役割への重鎮の就任に国民も疑問に思っている人も多いようです。
麻生太郎さんの豊富な経験があれば、適切に助言をすればより良い影響を与えることができそうですが・・・。
そこで、多くの国民の疑問にあがっている、麻生太郎氏の自民党最高顧問就任が”ご機嫌取り”で単なる名誉職と言われる理由について3つ紹介していきます!
理由①:83歳!政界引退に向けて最後の役職と言われている
麻生太郎氏は現在83歳になり、高齢ということで政界引退も近いという声も多く上がっています。
一般人の83歳の方に比べたら、とてもお若いですよね!
高齢になってくると、判断能力の低下など仕事効率が下がることは免れません。
ですが、経験豊富な麻生太郎氏になんのポストも与えないわけにはいかないという判断から、最高職である自民党最高顧問という役職を与えた可能性が高いです。
高齢の麻生太郎氏に向けた、いわゆる忖度・・・?
また、麻生太郎氏の地盤継承のために、長男の麻生将豊氏の政界進出の噂も出てきていることから、引退前の最後の役職として有終の美を演出している可能性もありそうです。
理由②:新総裁である石破茂と麻生太郎はライバル的関係性
新総裁である石破茂氏と麻生太郎氏との関係性も、自民党最高顧問就任に影響している可能性があります。
石破茂氏と麻生太郎氏の関係は”犬猿の仲”と言われるほど、良好な関係とは言い難いようです。
- 麻生太郎氏が総理大臣だった頃、”麻生おろし”を行なった中心人物が石破茂氏だった
- 麻生太郎氏は石破茂氏について「今も気持ち的に許せていない」と発言したことがある
- 石破茂氏が新総裁に選出された際の麻生太郎氏の態度が、終始不機嫌だった(拍手が極端に短いなど)
麻生太郎氏は、今でも石破茂氏のことをよく思ってないようですね・・・
もしかしたら、石破茂氏の下で働きたくないという麻生太郎氏の思いもあるのかもしれません。
一方で、石破茂氏と麻生太郎氏は対立した派閥に属していることから、派閥の均衡を守るために麻生太郎氏を自民党最高顧問に任命した可能性もあります。
石破茂派閥の暴走を止めるための、自民党最高顧問という役割での就任であれば、正当性があるように感じます!
理由③:裏金問題など国民の自民党への批判的な意見が大きくなっている
最後の理由に、最近の自民党に対する国民の信頼度が低いことが挙げられます。
自民党のことだし、どうせ忖度で就任させたんでしょ・・・
裏金問題など、解決していないことが山積みな自民党。
そんな状況から、国民の信用を得れていないことから、様々な取り組みなどに対して批判的な意見が大きくなるのは必然と言えそうです。
石破茂氏に派閥の暴走の阻止や、麻生太郎氏の経験を活かすことなど、正当化できる理由も多くありそうですが・・・
そんな意見よりも、”ご機嫌とり”や”名誉職”という声が多いのは、自民党への信頼度の無さが一番の原因と言えそうです。
まとめ
麻生太郎氏が就任することとなった、自民党最高顧問についてまとめてみました。
自民党最高顧問は、麻生太郎氏のこれまでの豊富な経験を助言という形で活かすという役割があるようです。
また、新総裁である石破茂氏の一極集中を制御する役割もあると言えることから、重要な役割である可能性もあります。
しかし、昨今の自民党の信頼度低下により今回の最高顧問という役割には”機嫌取り”や名誉職”といった厳しい意見も多く上がっているようです。
自民党最高顧問という役職が、良い方向で役割を全うできれば、自民党の信用も回復するのかもしれませんね!
国民の唯一できることは、政党活動をしっかり監視して、選挙で自分の意思表示をすることです!